『衛宮さんちの今日のごはん』第九話「秋の味覚-キャスター和食修行編」の現場を紹介
六話以降、作画紹介の内容が続いたので今回も用意しました。
面倒くさいであろうスーパーの袋の中の食材。この完成画像をつくるために、線画はここまで必要となります。
そして、今回の本題!
里芋の煮っころがし。線の密度は高くないですが、美味しくみせるための線の調整と色の配分が絶妙です。
そして、士郎がつくった食事の完成と、キャスターがつくった食事の完成。
緻密な線画であること、さらに色指定スタッフにどの線が「ごま」であり、「しらす」であり、「油揚げ」であるかをきちんと色分けしてそれを伝え共有する。これが大事!
さんまの目にも細かい指示が入ってます。
今話数はこれまでの話数でも料理作画監督として活躍してくれている浦田かおりさんの仕事。見事です。
恒例の効果音担当・川田さんお手製の料理も仕上がりもご紹介。今回もダビング会場、実際に使用したミキサーの上で写真を撮らせてもらいました。この料理が出来る過程の音が本編でも使用されています。
演出は「まなびストレート」キャラクターデザインの小笠原篤くん。所々にそれを彷彿させる芝居があって楽しかったです。
そして、最後にアフレコ台本の表紙を紹介。
それでは10月に十話でお会いしましょう!
『衛宮さんちの今日のごはん』第六話「はじめてのハンバーグ」の作画をあらためて紹介
第八話「遠坂さんの五目炒飯」の炒飯の料理シーンに多くの反響を頂きました。
ありがとうございます。
スタッフの元気の素になります!!!
せっかくなので、現在、ufotableダイニングで開催中の第六話「はじめてのハンバーグ」についても触れたいと思います。といっても、放送当時にツイッターでは書いたんですが、ブログであらためて。
社内の作画マンの間では、このハンバーグの作画が話題になったんですよ。
驚愕と称賛で「よくここまで書き込んだな」と。
より肉汁を美味しくかつ緻密に再現する。
監督の三浦も絶賛。アフレコやダビングでもその話題があがりました。
そのハンバーグの原画はこちらになります。
作画マンからも、当時、手応えあったと聞きました。
音響効果の川田さんも自らハンバーグをつくって見せてくれました。
せっかくなのでアフレコ台本もご紹介。
さらに場面写。
士郎がハンバーグを作っていきます。
そして、それを喜ぶ切嗣。その喜ぶ表情。こちらも渾身ですね。
「衛宮さんちの今日のごはん」ダイニングのサイトはこちら。
是非是非、体感ください!
味もすごく美味しいです。
ufotable cafeでは「遠坂さんの五目炒飯」が本日からスタートです。是非!
『衛宮さんちの今日のごはん』第八話「遠坂さんの五目炒飯」音楽&音響制作
今日は、『衛宮さんちの今日のごはん』第八話について、昨日に引き続きブログ更新です。
今作品は各話数10数分の短編になっていますが、音楽の制作は『UBW』や『活撃刀剣乱舞』『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』と同様にフィルムスコアリング方式です。フィルムスコアリングは、絵に合わせて音楽を作るため、メロディは同じように見えても基本的に全て新曲でお送りしています。
かなり大変な作業となりますが、深澤さん、桜庭さん、椎名さん、それぞれの音楽家に「どのカットのどの動きに合わせて音楽がin」というような指定をして、それに対応頂いています。本当に「ありがとうございます」です。
そして効果。
今回は、只野さんのレシピに合わせて効果の川田さんが自ら調理。その音をマイクで拾って、それをベースに色んな音をつけたり、加工したりして、より演出にあった『音』を合わせて行ってます。
例えばこの場面写の炒飯をぷはーっと気持ちよくフライパンを回すカット。
より凛の動きを際立たせるために、音の位置を少しずらし、まとめ、加工していたりします。気付きました?(うーん、この米粒の作画、大変すぎる…)
そしてこの写真は川田さんが自ら調理。仕上げた炒飯です。ダビングの時、川田さんが毎回見せてくれるのも恒例となり、楽しみとなっています。
「衛宮さんちの今日のごはん」ダビングのミキサー台の上で撮らせてもらいました。
よかったらみんなも炒飯、作ってみて下さい。調理が苦手な方は、ufotable caféまで足を運んで頂ければ、凛と桜のつくった炒飯を食べることができると思います。
『衛宮さんちの今日のごはん』第八話「遠坂さんの五目炒飯」アフレコ台本&原画を紹介!!!
ご覧頂いた皆様、ありがとうございます。
恒例、 アフレコ台本紹介をブログから公開です。
表紙絵は徳島スタジオの緒方さん。可愛い。
作画マンは炒飯の米粒との戦い、そんな話数でした。ご飯粒をへらで動かすことが如何にシンドイか……具の細かさも半端なかったです。
コツコツコツコツコツ頑張ってくれました。こっちのアニメーターは具を切って、こっちのアニメーターは油をしいて、こっちのアニメーターは炒飯を混ぜて、と、この物量をみんなで作り上げた、「衛宮さんちの今日のごはん」はそんな現場になります。
その現場の今話数演出は、「おへんろ。」キャラクターデザインで、これまでのufotable作品で作画監督を多く担当してきてくれた永森君が演出に参戦となりました。しかも、料理作画監督も兼任。
本日のブログではそのお仕事を少しだけご紹介。
こまけー。動画のスタッフはこれをさらに細かく割っていきます。うわっ!
原画でここまで再現しているのにも注目ですね。後、料理なので、「美味しそうー」って見える色の配分も大事。作画と色指定のハーモニーです。
完成ー!!!これも永森君の仕事になります。永森君がキャラデを担当した「おへんろ。」も飯テロと方々から言われましたが、なにわともわれ、お疲れ様でした。
今週末、岐阜のゼンタメにufotable参加決定です。
8月2日発刊の岐阜新聞にて「衛宮さんちの今日のごはん」描き下ろしがドカーンと掲載されるのでそれもお楽しみに、ということで詳しくはHPで紹介しています。
http://www.ufotable.com/zentame/
ufotableをもっと知ってもらおう、というコンセプトでイベントも行うとのこと。
よかったら足をお運びください。
「衛宮さんちの今日のごはん」ufotable特典付き、Blue-Ray、DVDが第一巻が発売中!
第2巻は現在予約受付中になります。
Fate/Zero振り返り画像④ 最終回原画等
AbemaTV放送にあわせて当時の画像を振り返る4週目。
いよいよ最終回。
観てもらった皆様、ありがとう。
本当に久しぶりにカフェでリアルタイム視聴会も開催しました。個人的には参加できず残念…行きたかった。
放送当時、「Fate/Zero」カフェは多くのユーザーさんに並んで頂き、その光景がスタッフの燃料でもあり、プレッシャーでもありという日々の中、必死で作業を進めたスタッフの姿を思い出します。
外付けハードディスクに移動したデータを確認するところまでいけなかったのですが、最終回の原画等のデータをご紹介。
こちらはマチ★アソビのパーソナルスポンサーの商品としてつくった寝袋。ウェイバー!!!
この後、8月14日から「Fate/Zero」カフェも期間限定で復活と聞いています。
是非、楽しんでください。
そして、劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅱ.lost butterfly 第2弾キービジュアルが公開。監督:須藤友徳による描き下ろしになります。
こちら公式も更新されているの是非ご覧ください。
Fate/Zero振り返り画像③
AbemaTV放送にあわせて当時の画像を振り返る3週目。
今週も番組をつけながらのブログ更新。「ケリィ」の回、如何でしたか? 梶浦由記さん作詞作曲、Kalafinaさんが歌ってくれた「満天」も印象的でした。
今週は、「劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel] ll.lost butterfly」の監督として作品に向かっている須藤の当時の作画机の画像が出てきたのでご紹介。
こちらはBD-BOX各社の特典のラフ案をきっているところだと思います。ネットを探してみてください。完成形が見られると思います。
作画机は、右上にカット袋が入る幅の棚をつくることが多く、自然とそこが上がり棚になっていたりするのですが、須藤は書き損じ置き場になっていました。こうやって、この量の用紙が一日二日でパンパンになります。
最後に年賀状。
サプライズでユーザーの方に送ったものだと思います(間違ってたらゴメン)。須藤の直筆です!なんて贅沢。今も大事にしてくれてたらいいなあー。
現在、須藤はヘブンズフィール2章で暑い夏に熱い日々を送っております。
来週もzeroの眠っている画像&劇場の様子も入れていきますね。
笠原君結婚式 ⇒ マチアソビ結婚式 ⇒ おへんろ。結婚式
『おへんろ。歴史探求阿波踊り編』59話~60話は、結婚式で阿波おどりを披露するという徳島ならではのお話を書きました。
舞台の参考にしたのは、ザ・パシフィックハーバーという徳島の結婚式場。こちらはマチアソビに足を運んでくれている笠原君が結婚式を挙げた式場になります。
良い結婚式だったし、とてもビューがよかったことを覚えていて今回取材依頼しました。それに食事がめちゃくちゃ美味しい。
笠原君はもてる環境をフルに使って、こんな冊子まで作ってました。
式場はこんな感じです。
ザ・パシフィックハーバーの取材依頼はOKで、キャラデの永森君に足を運んでもらって、今回の「おへんろ。」のイラストをつくっていきました。
いま、振り返って思うのは、どこかで繋がりってのはあるんだなー、ということ。
このザ・パシフィックハーバーという結婚式場の親会社、今回わかったんですが、マチアソビVOL.14で声優・市来光弘さん&井ノ上奈々さんの公開結婚式で協力してくれた「ときわ」さんという会社だったってことが今回わかったんです。
声優・市来光弘さん&井ノ上奈々さんの公開結婚式レポートinマチ★アソビvol.14 - GIGAZINE
それはお伝えしたいなあー、みんなに知ってもらいたいなーと思って、ブログを書きました。
笠原君も自分が結婚式を挙げたところが、実はマチアソビの大事なイベントをボランティアで何から何まで協力してくれたところとは知らず、さらには今回の「おへんろ。」にも繋がった。点と点が繋がることで、ようやくその繋がりが見える。嬉しくなりました。笠原君がこの式場で結婚したのは必然だったようにも思えてきます。
おへんろ。60話より。
笠原君の結婚式で阿波おどりの演出はありませんでしたが、餅つきが始まって驚いたことは今も記憶に強く残っています。
「餅つきぃい?( ゚Д゚)」
な感じです。
色んな繋がりがあって、これからもまた楽しみです。